RANDSEL COLUMN

ランドセル選び方 コラム

ランドセルカバーは必要ない!?
傷や汚れに強い中村鞄のランドセル

ランドセルカバーは必要ない!?傷や汚れに強い中村鞄のランドセル

小学校の登下校中の子供たちの背中を見ていると、ランドセルにカラフルなランドセルカバーをつけている子をたくさん見かけます。

最近は機能性に富んでいて、さらにいろいろなデザインも増えてますよね。ランドセルカバーには汚れを防いだり、傷から守ったり、というメリットがある一方、実は気をつけて取り扱わないとランドセル自体を劣化させてしまう心配もあるんです。
キレイに保ちたいと思ってつけたカバーが、逆にランドセルに悪い影響を与えるかもしれないというのはちょっと気になりますよね。

今回はランドセルカバーのメリットを理解した上で、使用する際の注意点と上手な付き合い方についてまとめてみました。

1.ランドセルカバーって本当に必要なの?

ランドセルカバーを必要としている人、必要ではないと思っている人。それぞれの意見があるようです。それぞれの声をひろってみました。

ランドセルカバーは必要!派の声

・キレイなランドセルを汚したくない
・1年生はすぐに傷をつけてしまいそう
・雨に濡れるのが心配
・ポケット付きなどの機能がついているのが便利
・見た目のデザインを変えられるのが良い
・反射板付きで下校の際に薄暗くなっても安全

ランドセルカバーは必要ない!派の声

・せっかくのピカピカのランドセルを隠してしまうのはもったいない
・ランドセルカバーをつけると安っぽい
・雨の日用のレインカバーがあれば大丈夫
・サイズが合わなくて断念した
・ランドセルの開け閉めに邪魔だった
・最初だけつけていたが、カバーが汚れやすく劣化も激しいのですぐに外した

必要派、必要ない派、どちらの意見も納得

両方の声を並べてみると、どちらも納得の意見でした。必要派としては傷がついてしまうことや、雨に濡れるのを防ぐという理由が多いようです。
必要ない派はランドセル自体のデザインを隠してしまうことが残念と思う意見が多くみられました。
中には1年生の間だけ交通安全の黄色いランドセルカバーをつけるように進められる学校もあるようです。

2.ランドセルは傷つきやすいの?

よくある失敗例 よくある失敗例

ランドセルカバーを必要とする声が多いのは、親御さんの「ランドセルを傷つけたくない」「風雨などで劣化させたくない」という純粋な思いからだと思います。

親子で一生懸命選んだ大切なランドセルですから、6年生で卒業するその日までキレイな状態で使ってほしいと思うのは当然ですよね。確かに今の親世代が使っていたランドセルは傷がつきやすかったり、雨に濡れてひび割れたり…といったものも多くあった記憶があります。
でも、ランドセルは耐久性や防水性という点からも工夫を重ねて進化を続けています。各社ランドセルメーカーは傷がつきにくいような素材の研究と、コーティング加工の技術を持っており、小学生がタフに使い続けていても6年間安心して使い続けられる商品を作っているのです。

お手入れも簡単、耐久性に自信の本革ランドセル

男の子ウケ◎ダークカラー 男の子ウケ◎ダークカラー

コードバン(馬革)や牛革のような本革を使ったランドセルは、お手入れが大変と思うでしょうが、実はそんなことはありません。

中村鞄のランドセルにも、馬革コードバンと牛革ボルサという本革ランドセルがありますが、どちらも耐久性、防水性、対傷性に優れた加工を施しており傷や雨に強い丈夫なランドセルです。普段のお手入れは特に必要ありません。雨に濡れてしまった時は、早めに水拭きすることさえ覚えておけばキレイな状態を保つことができます。

軽い上に丈夫な人工皮革ベルエース

女の子に大人気!かわいいパステルカラー 女の子に大人気!かわいいパステルカラー

中村鞄ランドセルの中でも軽さを追求した人工皮革ベルエースのランドセル。傷にも雨にも強い中村鞄特注の自慢の素材です。
従来の人工皮革の中には、長く使っていると傷つきやすかったりひび割れが生じたりするものもあって耐久性に心配がありましたが、中村鞄のランドセルに使っている人工皮革ベルエースは多少の摩擦を加えても傷がつきにくい対傷加工を施しており安心できます。

信頼できるメーカーのランドセルなら傷や雨の心配いらず

ポケットの種類を知ろう ポケットの種類を知ろう

ランドセルが傷つきやすいかどうかは、そのランドセルがどのような素材でどんな加工を施しているのかが鍵となるようです。最近はどのメーカーも素材やコーティングに力を入れているので、ぜひその辺りも理解して本当にランドセルカバーが必要かどうかを見極めるのが良いかもしれませんね。

3.ランドセルカバーがランドセルを劣化させる原因に!?

次に紹介するのは、ランドセルカバーをつけるときにぜひ覚えておいて欲しいポイントです。
ランドセルカバーはランドセルを傷や汚れから守り、デザインを選べて気軽に取り替えができたりと頼もしいアイテムですが、使い方次第ではランドセルに悪い影響を与えるかもしれないのです。

ランドセルが変色してしまう

ランドセルの革には、元々防水加工や防傷加工をしっかり施しているため、本来はカバーをつけて使用する想定をしておりません。
そのためカバーなどをずっとつけていると、カバーと革が擦れることで本来のコーティング加工が取れてしまったり、白っぽく変色する原因にもなるので注意が必要です。

イラストや模様がランドセルに転写してしまう可能性がある

ビニール製などのカバーを使っている場合は特に注意です。
夏場で太陽光に晒され、模様が転写されてしまうことが少なくない事例として報告されているそうです。転写してしまう事例は過去には見られなかったようですが、近年の猛暑のせいもあり聞かれるようになりました。
もしランドセルカバーをつける場合でも、安価で製造過程に心配があるような商品は避けるのが良いかもしれません。

ランドセル革とカバーが密閉した状態が続くと革自体が劣化してしまう

ランドセルカバーの素材にはポリエステルやポリウレタン、ポリ塩化ビニルといった化学繊維を使った商品が多く見られます。
これらはもともと直射日光などの熱に弱く、ランドセルの革に比べると劣化の速度は比べるまでもありません。素材自体に防水や撥水効果があるものもありますが、完全防水を謳っている商品以外は縫製部分や隙間から雨が入り込む可能性もあります。

ランドセルの革とカバーの素材がずっと密閉したままだと、影響はランドセルの皮革に及んでしまう心配があります。
間に染み込んだ水分が蒸れてランドセルの革を変形させてしまったり、表面が波打ってしまったりというケースもあるようです。特に天然皮革には要注意。やむを得ずカバーをつける際はこまめに外して空気に触れさせることが重要です。

4.ランドセルカバーとの上手な付き合い方

ここまでの説明で、ランドセルの革自体の性能はとても優れているので、ランドセルカバーをつけなくても6年間無事に使い続けることができるということを理解していただけたのではないかと思います。

それでもお気に入りのデザインのカバーをつけたい、雨にそのまま打たれるのは抵抗がある…という方も中にはいらっしゃると思うので、そんな方のためにランドセルを劣化させることなく上手にランドセルカバーを活用する方法を紹介します。

定期的にランドセルから取り外す

ランドセルカバー ランドセルカバー

ランドセルカバーをつける場合は、週末や長期休みの際はできるだけランドセルから取り外しましょう。
着色の写りがないか、蒸れていないかなど、定期的にランドセルの状態も確認することをおすすめします。

雨の日は帰ったら水分を取り除こう

お手入れ方法 お手入れ方法

ランドセルカバー自体は、撥水や防水の効果があるものが多いですが、横の隙間や縫製部分から水分が染み込むことが想像できます。
ランドセルカバーがあるから大丈夫と思ってしまい、つい濡れたままで放置してしまうのは危険です。雨の後などは一回ランドセルから外して水拭きし風通しをよくしておきましょう。

強い雨の時にはフルカバータイプのレインカバーを利用を検討する

横から吹き付ける雨のような場合、教科書や文房具などのランドセルの中身を雨から守るためには、ランドセルをすっぽり覆うことができるフルカバータイプのレインカバーを雨の日だけ利用するのがおすすめです。

ランドセル自体に防水コーティングが施してあっても、横から侵入する雨は防ぐのは困難だからです。
これはランドセルカバーをつけていても同様です。ランドセルを長く愛用するためには、ランドセルの防水機能やランドセルカバーだけに頼り切らず、臨機応変に対応することが必要だと考えます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。 今回は最近ますます利用が増えてきたランドセルカバーについてお伝えしました。
ランドセルカバーには汚れや傷からランドセルを守ったり、デザインやカラーを容易に変化させることができるといったメリットがある一方、ランドセルの皮革を劣化させてしまったり変形させてしまう原因になるというデメリットもあります。

必要か必要でないか、どのように考えるかはそれぞれのご家庭の判断ですが、ランドセルカバーを利用する際もランドセル本体が持っている機能やデザインを正しく理解し、損なうことのないように上手に活用してもらえるとといいなと思います。

親子で選んだ自慢のランドセル。傷つけたくない思いはみなさん共通だと思いますが、最初からカバーをかけて、本来の美しい姿を隠してしまうのも少しもったいない気もします。
中村鞄のランドセルのように本革、人工皮革どちらも機能性において信頼できるランドセルなら、入学から卒業まで6年間、毎日お子様の頼もしい相棒となってくれるはずです。
最初は心配なこともたくさんあるとは思いますが、ランドセル自体の機能性を信じてピカピカのランドセルの背中を見送ってあげるのもいいかもしれませんね。

中村鞄製作所のランドセルラインアップ

中村鞄製作所のランドセルは、お父さん、お母さん、そしてお子様のニーズを満たせるシンプルでモダンなデザイン。背中をしっかり支える優しい背負い心地と、飽きの来ないデザインで時代を問いません。
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