RANDSEL COLUMN

ランドセル選び方 コラム

気になるランドセルのサイズ!
失敗しないためのポイント

気になるランドセルのサイズ!失敗しないためのポイント

一見すると全て同じ大きさに見えるランドセルですが、「A4フラットファイル対応サイズ」や「大容量タイプ」などメーカーごとに売りにしているポイントは様々あります。
ランドセル選びで大事な「サイズ(容量)」を中心に、ランドセル屋さん視点のポイントをご紹介いたします。

1.ランドセルのサイズの基本

A4クリアファイルとA4フラットファイルって?

ランドセル選びを始めるとまず聞く用語として「A4クリアファイル」と「A4フラットファイル」があります。2つともA4用紙を入れるファイルなので、同じ大きさ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は微妙にサイズが異なります。

A4クリアファイル(横幅22cm)
透明の柔らかいファイル。プリントに穴をあけずに保管できる。

A4フラットファイル(横幅23cm)
堅さのあるファイル。穴をあけて冊子状に保管できる。

そしてランドセルのサイズはざっくり3種類あります。

サイズの違い

A4クリアファイル対応サイズ※横幅のみ対応(横幅22cm×縦幅30cm)
◉A4クリアファイルが入る大きさ。
△縦幅に対応していないのでファイルが折れてしまう。

A4クリアファイル対応サイズ(横幅22cm×縦幅31cm)
◉A4クリアファイルがちょうど入る大きさ。縦幅にも対応しているため、折れてしまう心配もない。
△A4クリアファイル以上大きいものは入らない。

A4フラットファイル(横幅23cm×縦幅31cm)
◉A4フラットファイルがちょうど入る大きさ。
△校舎が古いとロッカーに入らない可能性がある。

現在流通しているランドセルのほとんどが「A4フラットファイル対応サイズ」です。大は小を兼ねる、と言いますので、A4フラットファイル対応サイズを選びたいところですが、意外にもランドセルが大きすぎてロッカーに入らないというケースがあるようです。
もし入学予定の小学校のロッカーの寸法が事前に分かる場合は、購入前に一度確認しておくと安心ですね。
また、A4フラットファイルの使い方も学校ごとに変わってきます。
毎日持ち歩いたり、学校で保管したり、手提げバッグに入れて管理したりと様々です。入学前の説明会や先輩ママ・パパからリサーチできるとさらに選びやすいでしょう。

容量が気になる時は内寸をチェック!

ランドセルにどれだけ荷物が入るのか確認・比較する場合は「内寸」を見ましょう。
ロッカーやランドセルの収納棚に合わせてランドセルを選ぶ場合は「外寸」を確認しましょう。

見落としがちな小マチ&前ポケットも重要

蛇腹 蛇腹

ランドセルの収納力を見る時に意外と重要なのが「小マチ」の機能です。
蛇腹タイプのものはサイズ調整ができて、荷物に応じてマチ幅を変えることができます。
しかし、蛇腹になっている分、入る荷物の横幅が限られるので注意が必要です。

箱型 箱型

箱型タイプのものは、サイズ調整はできませんが、大マチと同じ作りなので、教科書やノートをしっかり入れることができます。

また小マチの前に付いている「前ポケット」もあると便利な機能です。
前ポケットはファスナーでしっかり閉められるので、自宅の鍵やもしもの時用の小銭や絆創膏などの衛生用品を収納するのに最適です。

そして高学年になると生理用品を持ち歩く女の子も多いと思います。そういったものもサッとしまえると安心ですよね。
前ポケットの形は大きく2種類あります。

ファスナーの違い ファスナーの違い

ラウンド型
ポケットの側面までファスナーが付いたタイプ。
◉大きく開くので、中身が取り出しやすい。
△ファスナーが外に触れるので、雨水が染み込む可能性がある。

旧ストレート型
ランドセルの上部にファスナーがついているタイプ。
ストレート型に比べて小さく、初期のランドセルに多く見られるデザイン。
◉コンパクトなデザインなので、見た目がスッキリしている。
△開口部が狭いので、中身を取り出しにくい。

ストレート型
ランドセルの上部にファスナーが付いているタイプ。
◉ファスナーが外から見えないので、雨水の侵入を防ぐ。
△ラウンド型と比べると、マチ幅が若干狭い。

それぞれメリット・デメリットがあるので、前ポケットに入れるものを想定しながら選ぶと良いでしょう。

重さに影響するのはマチ幅

ランドセルの容量が大きく変わるのが「(大)マチ幅」です。マチ幅が広くなるほどランドセルが大きくなり重さにも影響します。マチ幅の平均は約11cm~12cmです。
ただしご注意いただきたいのが、大きいランドセルはその分お子様に負担がかかってしまうという点です。せっかく背負い心地の良いランドセルを選んでも、たくさん詰め込んでしまってはもったいないです。体への負担が大きいと猫背などの原因にもなりますので、ご注意下さい。

ちなみに1cmはノート約3冊分です。サイズ比較の際にぜひお役立て下さい。

軽く感じるランドセルとは

軽く感じるランドセル 軽く感じるランドセル

「背あて・肩ベルト・背カン」がお子様にフィットすれば、同じ重さのランドセルでも重さの感じ方が変わります。各メーカーのこだわりが詰まった場所なので、購入前にぜひチェックしましょう。
ランドセル選びの際は、お子様に背負ってもらい、上記3点がフィットしているか確認すると、負担の少ないランドセルが見つけられるでしょう。

2.サイズ選びで重要なポイント

毎日の通学で持ち歩くものを把握する

チェック チェック

毎日持ち歩く必要がないもの・時々しか使わないものを一度リストアップしてみましょう。意外と持ち歩くものが少ないかもしれません。
“置き勉”は学校によっては防犯面などの理由から推奨していない、もしくは禁止している場合があるので、まずは確認をしましょう。

【毎日持ち歩くもの】
・教科書
・ドリル
・ノート
・筆箱
・下敷き
・連絡帳
・プリント類
・ランチョンマット
・水筒 など

【時々持ち歩くもの】
・体育着
・上履き
・給食袋
・鍵盤ハーモニカやリコーダー

3.中村鞄製作所のランドセルをご紹介!

中村鞄の紹介

中村鞄のランドセルは全て同じ「A4フラットファイル対応サイズ」になります。
見た目はすっきりしていますが、教科書・ドリル・ノート・連絡袋・A4フラットファイル・筆箱・体育着・水筒・タブレット端末とたくさんの教材をらくらく収納できちゃいます♪

横幅:23.4cm
縦幅:31cm
大マチ:12.3cm
小マチ:3cm

前ポケット大容量

前ポケットは「ストレート型」を採用しています。小マチにベルト調節金具がないスッキリとしたデザインなので、スムースに中身を取り出すことができます。
横幅いっぱいにファスナーがついているので、大人の手だってすっぽり入ります!

また、ポケット上部に便利な「ポケットDカン」を取り付けました。自宅の鍵などを収納するのにお使いいただけます。

タブレット収納可 タブレット収納可

中村鞄は箱型小マチを採用しています。マチ幅が3cmあるので、教科書・ノートはもちろん、タブレット端末もしっかり収納できます。大マチ・小マチのマチ幅を合わせると15cm近くあるので、1日分の教材を安心して収納できます。

シャトルクッション シャトルクッション

【抜群の背負い心地!中村鞄のシャトルクッションとソフト牛革】
中村鞄製作所のランドセルの最大の魅力は背負い心地の良さ!背面とベルト内部には、NASA( アメリカ航空宇宙局 ) で宇宙飛行士の体を守るために開発・使用されている、高機能な低反発クッションを採用しています。お子様の体温でやわらかくなるクッションなので、お子様の体型に合わせてフィットしてくれます。また、衝撃吸収性も抜群です。

ソフト牛革 ソフト牛革

人工皮革ベルエース・牛革ボルサ・馬革コードバン、全ての素材のランドセルの背面とベルト裏にはソフト牛革を使用しています。天然皮革のなので、通気性も良く蒸れずに快適に過ごせます。そして、とても柔らかく滑らかな触り心地!モチモチの触り心地に、しっとりとしたフィット感でお子様の肩にかかる負担を軽減します。

背カン 背カン

【上下左右自在に動く中村鞄の新立ち上がり背カン】
中村鞄製作所のランドセルの肩ベルトには「新立ち上がり背カン」を採用しています。



従来の「立ち上がり背カン」とは、背カン部分+肩ベルトの付け根から立ち上がった、ベルト部分が上向きになるよう形付けられているものやベルトの付け根部分に芯材が入っているものを指します。
初めから肩の形に合わせて芯材が入っているのでフィットしやすいというメリットがある反面、この形に合わないと肩ベルトが浮いてしまったり芯材が肩に当たって痛いというデメリットもあります。

背カン2 背カン2

一方、中村鞄製作所のランドセルに使用している「新立ち上がり背カン」は、背カンの金属部分だけが立ち上がっています。ベルトの付け根部分に芯材は入っていないので、お子様の成長に合わせて肩にフィットする設計になっています。


また、中村鞄製作所の背カンは左右別離式。肩ベルトが上下左右と自在に動くため、お子様の激しい動きに柔軟に対応できます。

より詳細を知りたい方はランドセル基本機能をご覧下さい!

4.まとめ

何を重要視するかでお子様に合ったランドセルは変わってきます。必ずしも「大容量=使いやすい」というわけではありません。
ぜひ学校生活が始まったお子様を想像しながらランドセルを選んでみて下さい。

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