ランドセルに鍵をつけるには?
安全に持たせる方法と注意点
最近では共働きのご家庭が増え、お子様が鍵を持ち歩くことは珍しくありません。持たせておくと安心な一方、やはり大切な家の鍵なので、防犯面などで不安な点も多いですよね。
そこで今回は安全にお子様に鍵を持たせる方法と、つける際の注意点をご紹介します!
1.小学生の6割が家の鍵を持ち歩いている
2020年6月に美和ロック株式会社が行った 「小学生の鍵の取り扱い」に関するアンケート によると、約6割の小学生が家の鍵をいつもor時々持ち歩いていることがわかりました。
学年別の割合を見てみると、高学年になるにつれて鍵の保有率が高くなり、小学6年生は7割以上が持ち歩いている結果になりました。
2.鍵の付ける場所別おすすめの付け方
キーケースやキーホルダーなど鍵を付けるアイテムはいくつかありますが、ランドセルの付けたい場所によって使い分けるのがベストでしょう。今回は最も多い「ランドセルの肩ベルト」「ランドセルのポケット」の2つに付けるおすすめの付け方をご紹介します。
ランドセルの肩ベルト
ランドセルメーカーの多くは、肩ベルトにDカン (金具)を付けています。
こちらに付ける場合はランドセル専用のキーケースがおすすめです。
肩ベルトにしっかり固定できるタイプなら、落とす心配もなく鍵の出し入れも簡単にできます。
ただ、肩ベルトにキーケースをつけるため、外から鍵の存在が分かってしまいます。使いやすさはありますが、防犯面を考えると少し不安な点があります。
左右についてる!中村鞄の肩ベルトDカン
左右両方の肩ベルトにDカンが付いているので、右利き左利き関係なくお使いいただけます。キーケースの他に、防犯ブザーや通学定期券など頻繁に使用するものを付けるのもおすすめです。
ランドセルのポケットの中
より安全性が高いのはランドセルのポケットの中です。使う頻度が少ない場所なので、目印になるキーホルダーなどを付けて保管してもいいですが、うっかり落としてしまう危険性もあります。ポケットの中や周辺にDカンが付いている場合は、リールタイプやコイルタイプのキーホルダーで留めれば安心です。
鍵を安全に収納!中村鞄のポケットDカン
ポケットの上部に肩ベルトと同じDカンが付いているので、キーチェーンやキーホルダー等でしっかり留められます。かぶせを閉めれば外から見えないので、安全にお使いいただけます。
より詳細を知りたい方はランドセル基本機能をご覧下さい!
3.鍵をつける前に気をつけたいポイント
お子様に鍵の重要性をきちんと教える
鍵の重要性は自然と理解するものではありません。大人からきちんと伝えないと、お子様は他のキーホルダーなどと同じように扱ってしまうでしょう。
・もし鍵を無くしてしまったら、自分だけではなく家族全員が危ない
・家に大人がいないことが分かると、泥棒に狙われやすい
鍵を使うときは周りに人がいないことを確認して、家に誰もいなくても「ただいま」という習慣をつけるとさらに安心かと思います。
鍵をそのままランドセルに入れない
鍵を無防備な状態で入れるのはよくありません。落としたことに気づかずに知らない間に無くしていた、なんてことも…。最低限目印になるキーホルダーなどを付けましょう。
落とした時にすぐ気づけるように鈴を付けてる方もいるかもしれませんが、鈴の音は思っている以上によく響きます。近所にもし不審者がいた場合、鈴の音で一日の行動パターンが分かってしまいます。
お子様だけでなく、大人の方もぜひ気をつけましょう。
鍵を身につけない
肌身離さず持ち歩けば、無くす可能性が低いのではと考えるかもしれません。しかし洋服のポケットなどはよく使うため、ランドセルの中に入れるより落とすリスクが高くなります。また、うっかり洋服に鍵を入れたまま洗濯してしまい、洋服に穴が開いてしまう…なんてことも起こってしまうかもしれません。
他にも、落とさないように首から下げる方法もありますが、事故につながる危険性があるのでやめましょう。
目立つデザインのキーケース等は避ける
可愛い・かっこいいデザインのキーケースがたくさんありますが、目立てばそのまま持ち歩くのとあまり変わりません。できればランドセルと同じ色のシンプルなものを選びましょう。
住所が分かるものと一緒にしない
落とした時のために、持ち主が分かるような情報(住所など)を鍵と一緒にしておくのは大変危険ですので絶対にやめましょう。鍵を日常的に持ち歩く場合は、ランドセルに住所が分かるものは入れないようにしましょう。
4.まとめ
お子様に大事な鍵を持たせることに不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、学校では教わらない貴重な学びの機会です。しっかりと重要性を理解して扱えば、安心して持ち歩けるでしょう。
ぜひこの機会にお子様と一緒に防犯について話し合ってみましょう。
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