ヘッダーロゴ

人工皮革、牛革、コードバンってどう違う?

小学生の大切な思い出と共にある“ランドセル”は、今は驚くほどデザイン性と機能性に優れ、どれを選べばいいか目移りしてしまう親御さんも多いのではないでしょうか。
今回はランドセルに使用される“3つの素材”の特徴をご紹介していきます。
さて、大切なお子さまにとってのベストはどの素材なのでしょうか?

◆人工皮革の特徴

ランドセル業界全体で主流となっているのが“人工皮革(じんこうひかく)”です。
現在の市場のなんと約8割がこの“人工皮革”から出来ています。インターネット通販や量販店、百貨店のほとんどで取り扱われています。
カラーバリエーションも多く、お子さまが見た時に華やかでパッと目を惹く商品が多い印象があります。
中村鞄の人工皮革は特注ベルエースを使用しています。一般的な人工皮革と違い、革の断面まで色が染められている為、深くキズがついても目立ちにくいという点からベルエースは男の子・女の子どちらからも愛されている素材です。

【メリット】

・軽量・・・本革と比べても革が軽い為、重量は軽量に仕上げられます。
・馴染みやすい・・・汚れに強く、革が元々しなやかで柔らかく、背負い始めから身体に馴染みやすい。慣れない通学も安心です
・手頃な値段・・・2種の革(牛革・馬革)と比べ、比較的安価な素材です。販売価格の違いは、人工皮革か本革かの違いです。

【デメリット】

・本革と比べて軽く柔らかい為、耐久性に劣ります。
しかし表面の革が違うだけで、3種どの素材のランドセルでも同じクッション、芯材、金具を使用し、同じ工程で職人たちがお作りしていますので、どの素材でも6年以上使用していただける安心の耐久性です。
・天然の革ではないので、質感の味わいはそこまでない。汚れに強いということもあって、色の見た目はほぼ変わらないメリットもあります。

◆牛革の特徴

牛革製の特徴は、「キズがついても目立ちにくい」キズに強い素材であるということ。
中村鞄の牛革表面にはボルサ加工(耐久性と撥水性の優れた特別な加工)が施されています。人工皮革・馬革と違い少しザラッとした手触りも印象的。
お子さまの成長と共に、キズや汚れも味わい深さとして見えるのが牛革の良さでしょう。
中村鞄ランドセルの牛革シリーズは、比較的軽い仕上がりのため大変人気の商品です。

【メリット】

・耐久性・・・革が硬い為、ランドセル全体の耐久性が高く、型崩れに強い。3種の素材の中でも、キズは一番目立ちにくく馬革と比べても軽いです。
・革の風合い・・・本革特有の上品な見た目の雰囲気。太陽光に当たると、本革の質感がはっきりとわかります。

【デメリット】

・革全体が重くなる為、重量は気になります。しかし、ランドセルメーカーの牛革平均重量で比べてみると、装飾の少ない中村鞄は比較的軽く女の子さまでも背負える仕上がり。
・革自体が硬い為、お子さまの身体に馴染むまで少し時間がかかります。使っていくうちに身体に合った柔らかさが出るのも、本革の魅力でもあります。

◆コードバンの特徴

コードバンは、ランドセルの中で最高品質であり、“革の王様”や“革のダイヤモンド”と称されます。コードバンは、農耕馬の臀部(お尻)の一部の革で、馬一頭につきランドセルの蓋1〜2枚分しか取れない大変希少な革です。「キズがつきにくく」その強度は、牛革の3〜5倍とまで言われている高級革です。
“コードバン層”と呼ばれる、きめ細かな繊維質の革は、傷に強く、なめらかな手触りが特徴です。
人工皮革・牛革に比べ重くはなりますが、革の見た目重視の方には高い人気を集めています。

【メリット】

キズのつきにくさ・・・耐久性があり牛革と比べてもキズがつきにくい素材。耐衝撃性に強くキズのつきにくさの面において、牛革と比べて3〜5倍の強度があると言われています。
シワになりにくい革の美しさ・・・ランドセル素材の最高級品質。風格・品格がある事から、一目見ればコードバンだと分かる美しい佇まい。

【デメリット】

・重量感があり3種の革の中でも最も重量がある為、背負い始めはかなり重たく感じてしまいます。
・キズが深く入った場合目立つ可能性がある。触り心地が滑らかである事から、深いキズがついたりツメ痕がつくと目立ちやすくなる。
・革が希少価値である為、高価である。

◆素材選びのポイントは?人工皮革と本革の違いは?

6年間使うものだから、できるだけ良い物を選んであげたいと願う親御さまにとっては、どの素材を選ぶかは、一番の迷いどころでしょう。
ランドセルの素材は、大きく分類すると“人工皮革”と“本革”の2種類に分けられます。先にご紹介した3種の革の特徴を整理し、お子さまに合った素材を見つけましょう!

【人工皮革の特徴】

・軽量かつ背負い始めの馴染みやすさがポイント。慣れない通学でもストレスなく背負える安心感。
・汚れにも強く、発色も鮮やか。
・本革と比べ低価格である。

【本革の特徴】

・人工皮革に比べ重いが耐久性がある為、型崩れがしにくくキズに強い。
・革特有の見た目、高級感、質感がある。
・使用していくにつれて分かる、革の変化。
※革は水濡れに弱いというイメージがありますが、今の本革ランドセルは人工皮革と同様に水を弾く撥水力の強い防水加工が施されています。

たくさんの教科書を入れる分、ランドセルの重量は「軽い方がいい」と考えがちですが、そうとも言えません。
通学の距離や、お子さまの体型に合わせて素材を選ぶケースも多いですが、“お子さまが気に入ったものを選ぶ”ことが醍醐味でもございます。
「初めて一人で全て決められたね」物事を決めるという成長の瞬間を私たち職人はたくさん見てきました。
ランドセルが“物を大切にする心”を育むのだとしたら、実際にお子さまがその背負い心地などを、確かめてみることが大切でしょう。
素材によって違う革の色味、重さ、触り心地の違い。それぞれの革に個性があることを知ってもらいたいです。

ぜひ、実際に店舗に足を運び、お子様にぴったりの素材はどれなのか、確かめてみてはいかがですか?
私たち中村鞄の職人たちがお子さまのランドセル選びをサポートします!
きっと「コレ!」と思える、お子様にぴったりの商品と出会えるはずですよ。

ランドセルと一言でいっても、素材によって特徴の違いがあることがわかります。
素材ごとに、メリット・デメリットがありますので、ぜひ理解を深めたうえで、選んでみてください。
心を込めて選んだものは、お子さまの良きパートナーとして寄り添い、そして、親御さんと共にお子さまの成長を見守ってくれることでしょう。